猫飯屋の女将

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zoom RSS 非現実的なほどの金持ち…

<<   作成日時 : 2011/10/11 18:03   >>

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その日、私は、公園のベンチで缶紅茶を飲んでいた。

天気もよく風が少し冷たいような、でも心地のいい風だ。

「たまには、こういうのも悪くないかな…、さて!戦闘開始なのだ!!」


それから数日後、市役所の前に一台の車が止まった。
助手席のドアから、黒ずくめの男が降り、後部座席のドアを開ける。

すらっとしたパンツルックで降り立つ私。

後ろに黒ずくめの男2人を従え、受付嬢にこう問いかける。

「市長さんはいるかしら?」

戸惑う受付嬢を意にも介さず…

「いいのよ、居るのは知ってるし、部屋に案内してくれない?」

・・・・・・・

ノックの音。

部屋に入ると、面食らった市長が私を見ている。

「ごめんなさいね。突然、押しかけて。実はお話があるんだ。」

案内されないうちから、勝手にソファーに座る私。

テーブルの上には、大きなジュラルミンケース。
蓋を開けると、中には、もちろん札束が入っている。

「大丈夫。賄賂とかじゃないから。商店街の開発を私がしたいのだけど、いいかしらね。」

あんぐりと、口を開けたまま、声も出ない市長がそこにいる。

「土地所有者とか、空きビルの解体とか、お金もいるし。弁護士とか、いろいろな方面からのサポートももらうし、街作りのプロにも声をかけてあんだけど… 何か書面での手続きが市とも必要なのかしら?と思って。」

テーブルの上からは、既に札束の入ったケースは下げられ、駅から商店街、山までの地図が広げられていた。

「まず、説明しておこうと思って。」

「駅舎はこのままにして、この駅舎ビルの壁面に格子風なものを付けて、城下町の演出がしたいんだよね。
それから、ここの空きビルと、ここを壊して、地元のYスーパーに戻ってきてもらう。

で、その隣の空きビルをちょっと手を入れて、テーブルとベンチ、自販機を置いて、買った物を食べられるようにするつもり。
お年寄りの社交場にもいいかなあ…でも、これもご本人達に聞いてみてからね。

それから、道路状況、歩道状況、駐車場状況はあまり変えたくない。
年寄りは歩いて来ると思うし、まあ車で来ても、店の買物カートを駐車場まで持って行けるというようなことも考えているのよね。

それから、最近悪評ばかりだけど、我が市の買物客の足は自転車よ!!
駐輪場とかも店に近くて、人の邪魔にならないこととかも考えてる。

後は、車道と歩道の区別は必要だけど、他の段差はあまり無い方がいい。

それから、喫茶店も、元々のあの店と、ここの日本茶専門店と、パン屋の2階を前みたいにカフェに…

後は今ある、地元の物を売っている店舗をもう少し増やして、ちょっと「道の駅」ふうなのもいいかなってね。

あとは、立ち消えになっちゃった、なんだっけ?歴史的な施設もこの際だから、作りましょう。

せっかく歴女さんとか、いろんな人が来てるんだし、城跡公園からと、旧街道のY町からT町までの連携に何か立ち寄りポイントを作ったり、町の城下町風な統一感も必要!

あとはトイレは必須……」

私の話は延々と続き、市長の口は更にあんぐりと開いた。。。


帰り際に…

「そうそう、例の山の下の病院施設と、今作ってる病院ね、あれもいただこうかと思ってる。良い医者も必要だし、ドクターヘリも家のを改造して使っても……ああ、ケチくさい、新品を準備する。」

「じゃあ、そんな感じで進めていくから、よろしくね、市長さん。」
と、にっこりと笑顔で退室すると、黒ずくめの男がすかさずドアを閉める。


訳のわからない話と、訳のわからない女、そして大量の金を、さらには小切手もあるとか、を見て、何が何やらわからないうちに、なんだか書類に判子を押してしまった自分に唖然としている市長だった。


車に乗り込み…

「さあ、忙しくなるわよん。」

と、にんまりと笑う私。

今まで、耐えに耐えて来たけれど、この町は良くならない。。。皆ががんばってるのはわかってるし、貧乏な市なのも知ってる。
市ごと買うんじゃ意味がない!みんなの町なんだから!!


そして、なんにも無いのがいいと、来てくださる映画監督さんとか、映像関係の人がいる。

撮影にも協力的で、住民もそういうのになれてると評判もいいし。

そういうのは残さないといけないよね。

まずは、ここの商店街の立て直し案を進めたら、合併で広がり過ぎた、我が市の他の場所にも着手するつもりでいる。


私の心の中には、いろいろな案が渦巻いていた。
そして、それを実行するためのチームも、もう集まってくれている。
心強い面持ちで、車は、スタッフの集まった別邸へと走っていく。


ああ、私って、非現実的なほどの金持ちだわね…
自分で稼いだ?お金なんだから、別に文句ないわよね。

でも…
お金で解決したって、また非難されちゃうかな…今はそんなこと言ってる場合じゃないもん。


                    おしまい



「海賊王にオレはなるんだー!!」じゃなくて

「非現実的なほどの大金持ちに私はなるんだ!!」



話はめちゃくちゃなんだよね…だって、実際に、どこで何の手続きが必要かわかんないんだし。(^^ゞ

でもいいのいいの。

昔、販売員で、この商店街のビルに勤めていた頃、身振り手振りで話すと、他のテナントの店長がおもしろがって、聞いてくれたのだった。

だって、前の前の市長が通勤に渋滞が嫌だとか行って、道幅広げようとか、
城下町で、カギ状に道が曲がっていて、城までなかなかたどりつけないのが、真田氏の道作りだったわけなのに、碁盤の目のような道にするとか行っちゃって、バカか!!ちゅうの!!って当時も怒ってたかな。(^^ゞ

私がバカみたいに話すから、みんな面白がって…

ジュラルミンケースを、カチャって開けるところが面白いよね。(^^)
とか、黒ずくめの男はどんな俳優がいいかな。とか。笑

今はまだ「非現実的なほどの金持ち」じゃなんだけど、夢ぐらい語ってもいいよね。(*^_^*)

おかしなところだらけだから、また、あとから、書き直します…たぶん。
笑っちゃってくださーーーい。




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うきゃきゃきゃ〜〜〜超面白かったぞぉww

どんだけ金持ちなのじゃぁ〜〜!?
めぐみ♪
2011/10/29 00:17
☆めぐちゃん、こんにちは(^^)/

お返事おくれました〜
「私の資産?えっと、そうねぇ…国家予算の5倍くらいからしらね。(^^)」

って、価値がわからん!!笑

昔ね、こんな話よくしてたの。(^^ゞ
商店街廃れていくのが寂しくて、自分の働いてるビルも古くて雨漏りするようのだったし…
今も、郊外店舗の一角に大型店がきたら、そこにまとまる感じで、その地区それぞれに助かってはいるけど、元々の商店街がね…(^^ゞ

「だからさ、国家予算までいかなくていいんだけど、実際にこれやるとして、何回宝くじ当たらないとダメかな?」とか、テナントショップの店長に聞くと、「うーん…とりあえず10回くらい?」なんて返事がきて、10回連続して当たるわけないし。(^^ゞ
今回のは、当時の20年前の構想に今の構想をプラスして書いたの。
ただ、私の20年前の話じゃなくて、「今」同じようにお金があったら…街作りって考えてる人もいると思うからさ、こんな話もおもしろいかな〜って。笑
さつき
2011/11/01 10:22

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